新型コロナウイルスの感染拡大・緊急事態宣言などによって卒業・入学式や成人式の規模縮小などが起きています。
卒業式、入学式は特に保育園・幼稚園、小学校の子どもたちにとって将来の記憶のために大切なことです。成人式の振り袖姿も多くの女性にとって大切な記録となっています。延期や中止になった時のために記念写真を撮っておくことが今まで以上に大切になってきています。今回は変化の時期にある卒業・入学、成人式の現状と記念写真についてまとめましたのでご覧ください。
コロナ禍での卒業・入学の記念写真
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、卒業式・入学式の実施方法を変更したり延期したりといったことが各地で余儀なくされています。そのため特に記念写真を撮ることの多い保育園・幼稚園、小学校の入学式、卒業式(卒園式)、大学の卒業写真などは当日写真を撮ることが難しくなっています。
卒業式、入学式の昨今の実情や、別に記念写真を撮る際の注意についてまとめました。
コロナ禍での卒業・入学式の変化
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の影響で、卒業式・入学式にも変化が起きています。緊急事態宣言の状況や地域の判断などによりさまざまですが、次のような変化が起きています。
- 在校生の参加を取りやめ入学生徒のみ、または卒業生のみ
- 来賓の招待を見送る
- 式典の内容を縮小(祝辞の割愛、式辞を文書で配布するなど)して時間を短縮する
- 在校生による吹奏楽の演奏を中止、校歌は録音したものを再生
- 体育館、講堂で式を行う場合に保護者の参加は一人まで、または校庭で待機する
- 入学式は緊急事態宣言終了後、状況を確認できるまで延期する
- 卒業式の中止
卒業式、入学式を校庭で行った場合はもちろん、体育館でも換気のため窓・扉を全開放するためジャンパーやコートなどを着たまま実施した例もあります。集合写真の撮影を中止した学校は非常に多かったようです。また、校門前での写真撮影不可の学校も多く、記念写真の撮影に悩まされる方が増えています。
記念写真を撮っておこう!撮影するタイミングは4月中旬がベスト。
コロナ禍以前は、卒業・入学式に行けば友人たちと、あるいは校門前で記念写真を撮ることが当たり前でした。しかし、卒業式の中止や入学式の延期などによりそうした写真撮影も難しくなってきています。卒業式や入学式の記念写真を撮らずにいると、将来後悔してしまうことが考えられます。のちのち後悔しないためにも、何らかの方法で別途記念写真撮影をしておくと良いでしょう。家族で工夫して撮影するのも良いですが、写真館を利用することもおすすめです。
撮影時期は、4月中旬がベストです。4月中旬になれば卒業・入学どちらにしても新生活に慣れはじめたころであり、その時期であればリラックスした姿を収められるでしょう。また、地域によっては4月中旬が桜のシーズンということもあります。外での撮影の場合は、よりよい写真が撮れるでしょう。
卒業の記念写真の場合、前年の7月から11月にかけて前撮りをされる方も多くいらっしゃいます。11月は七五三撮影があるため、この時期は避けるか数ヶ月前には予約を取っておくとよいでしょう。
成人式の記念写真
成人式は新成人をお祝いする大切な式典ですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて密を避ける方向から延期や中止になる事例が増えています。また2022年4月から、成人年齢が18歳に引き下げられることが決まっています。成人式については各自治体に任せられていて、どのように行うか検討が重ねられている状況です。
成人式発祥の地とされている埼玉県蕨市ではこれまで通り満20歳をもって成人式を行うと決めていて、他の地域でも20歳での成人式が多く行われそうです。成人年齢引き下げの変更やコロナ禍での成人式の事例などを確認して、記念写真の重要性について確認していきましょう。
2021年以降の成人式のあり方の変化について
「成人の日」が毎年1月の第2月曜日となったのは2000年に制定されたハッピーマンデー制度からで、それまでは1月15日とされていました。成人式の由来は、奈良時代以降から行われてきた元服の儀式からきていると言われています。元服とは、当時男の子が16歳になると名前を幼名から大人の名前に変え、髪型(結い方)を大人の髪型に変え、服装も大人と同じ服装に変えるというものです。成人が16歳から20歳になったのは戦後のことです。成人式が1月に行われるのは、もともと元服が新年最初の満月に行われていたことが由来です。
そして、2022年4月からは成人年齢が18歳に変更になります。喫煙や飲酒などについてはこれまで通り20歳からのままですが、携帯電話の契約、ローンを組んだりクレジットカードと作ったり、1人暮らしの部屋を借りるなどのことが可能です。女性の結婚可能年齢は16歳から18歳に引き上げられます。公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格は18歳から取得可能です。
成人年齢が18歳になることで、2023年1月の成人式からは18歳になった人を対象に行うのかどうかという問題が発生しています。これは自治体ごとに判断しますが、埼玉県蕨市のほか京都市などでもこれまで通り満20歳を対象に行うことを決めている自治体がすでにあります。
もし、18歳を成人式の対象にすると、1月というのは受験や就職などのシーズンに重なるためどう実施するのか、また2023年には18歳から20歳までの新成年が全て対象となるため、開催場所の確保といった問題も考えられるでしょう。
そんな成人式も、残念ながらまた新型コロナウイルスによって延期や中止、オンライン開催になる事例が増えています。成人式は、とくに女性にとっては振袖を着るせっかくの機会です。そこで、振り袖姿は別途記念写真を撮る人が増えています。次に、成人式の記念写真撮影についての注意をしていきましょう。
成人式の記念写真撮影について
成人式は冠婚葬祭でいうところの冠に当たります。そのため大人としての正装をすることが正しい成人式と言えるでしょう。成人式が通常のように行われる場合には、女性の場合は振袖、男性の場合はスーツまたは袴姿になります。
せっかくの記念日、振袖姿なのでやはり記念写真は大切です。成人式当日は、女性の場合着付けやヘアメイクなどあり大変忙しいため、撮影と言ってもせいぜい会場でのスナップ写真になることが多くなっています。別途、写真館などでしっかりとした写真を撮影するのがよいでしょう。
一番多いのはやはり前撮りです。卒業・入学式の前撮りと同じように前年の7月から11月、早い人では3月、4月に撮る方も多くいます。8月の夏休みに帰省して親戚などに振袖を見てもらい、撮影するという方も多くなっています。写真館で前撮りをすることで、一生の記念になる写真をきれいに撮影できるでしょう。
まとめ
新型コロナウイルスによって、生活にもさまざまな影響が出ていますが、卒業・入学、成人式などの行事にも影響が出ています。今後ますます、記念写真の撮影は重要な意味を持ってくるでしょう。
長野県中野市にある「丸山写真館」では、卒業・入学、成人式の記念写真撮影のほかさまざまな記録を美しく残す写真撮影を心がけています。貸衣裳やヘアメイクなども提携業者がいますので安心して相談・ご予約をお待ちしています。ぜひお問い合わせください。