1/2成人式をご存知ですか？成長した子どもの姿は写真で残そう

1/2成人式とは、主に小学校で10歳を迎えたことをお祝いして行われる行事で、周囲の人への感謝の気持ちや将来の夢への思いを新たにする場となります。1/2成人式をきっかけに顔つきが大人びたお子様の写真をきちんとした形で残しませんか？この記事では、1/2成人式について詳しく解説していきます。

1/2成人式ってなに？

「1/2成人式」というイベントをご存知でしょうか。成人式は20歳で行うのに対して、1/2成人式は半分の年齢の10歳で行います。1980年頃に兵庫県の小学校で始まったのをきっかけに、ここ10～20年で急激に全国的に広まりました。

最近では子どもが10歳を迎えたことをお祝いするために、小学校の行事の一環として行われることが増えています。

1/2成人式では何をするの？

1/2成人式は卒業式とは異なるので、実施する小学校によってその規模や内容はさまざまです。授業参観のように各クラスで行うこともあれば、音楽会のように体育館を使用して学年全体で行うこともあります。

1/2成人式で行われる内容は多岐にわたり、証書の授与が行われたりタイプカプセルを作成したりするなどさまざまです。その中でもよく行われているのは「生まれた時や名付けのエピソードの発表」、「将来の夢の発表」、「合唱」の3つです。

生まれた時や名付けのエピソードの発表

1/2成人式の前に、「赤ちゃんが母親のお腹の中にいた時に家族はどのように思っていたか」、「出産後に初めて子どもの顔を見た時にどのように感じたか」などを子どもが家族から聞きとってまとめます。

10歳というとまだ小さな子どものように感じるかもしれませんが、ある程度広い範囲で理解できる年齢です。10歳になってあらためて生まれた時のエピソードを聞き、お互いに発表すると、誰もが大切に思われながら生まれてきたことを実感でき、周囲の人への感謝の気持ちが芽生えます。

また「どうしてこの名前を付けられたのか」を家族から聞いて発表することで、自分の名前に込められた願いを知ることができます。人生の最初にもらった家族からのプレゼントである自分の名前に愛着が増し、名前に込められた願いが、これから辛いことや悲しいことがあった時の励みにもなるでしょう。

将来の夢の発表

将来の夢の発表では「サッカー選手になりたい」、「小学校の先生になりたい」など事前に書いた作文を読み上げます。将来の夢がはっきりと定まっていない子どもは多いと思いますが、この機会にどんな職業に興味があるのか、どんな大人になりたいのかを考えるきっかけとなります。

この作文をクラスでまとめて文集にする場合もあり、記念としてずっと取っておきたい思い出の物になるでしょう。

合唱

1/2成人式の締めくくりに、当日に向けて一生懸命練習してきた合唱が披露されることがあります。子どもたちの澄んだ歌声に感動して、思わず涙してしまう保護者は多いのではないでしょうか。

選曲に込められた思いや気持ちを歌にのせて伝えるためにとくに練習を重ねた部分はどこだったのかなど、1/2成人式が終わった後の帰り道で子どもに聞いてみるといいでしょう。

1/2成人式の後には写真撮影をしよう

1/2成人式では、最後にクラス写真を撮ることが多いようです。クラス写真も記念になりますが、せっかくなら個人で記念写真を撮ることをおすすめします。

1/2成人式をきっかけに周囲の人への感謝の気持ちや将来の夢への思いを新たにして、お子様の顔つきがほんの少し大人びたと感じる保護者は多いのではないでしょうか。

クラス写真では複数で写る分、どうしても一人当たりの子どもの顔が小さくなってしまいますが、個人で撮ればその表情の細部まで鮮明に写すことができます。

人の記憶はあいまいで、時間の経過とともに薄れていってしまうものです。そこでいつの間にか成長していた子どもの表情をいつまでも覚えていられるように「写真」という形にしませんか。

1/2成人式では普段着のまま行われることもあれば、入学式や卒業式のようにフォーマルな服装をすることもあります。フォーマルな服装は着る機会が少なく、育ち盛りの10歳はあっという間にサイズアウトしてしまうことも珍しくありません。何だか少しもったいないと思う保護者の方も多いでしょう。

せっかくなので少し気合いを入れて選んだ服に包まれたお子様の写真を残しておくと、20歳で成人式を迎えた時に比較して見れば、さらに子どもの成長を感じられるでしょう。

まとめ